第11回 データサイエンス公開セミナー (終了しました)
三重大学の教職員・学生がデータサイエンス・DXに関する最新の話題に触れられる機会を作るためにデータサイエンス公開セミナー (DSセミナー) を開催します。
タイトル | 日時 | 開催方法 | 講師 | 言語 | 定員 | 参加登録 |
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混沌をして語らしめる W型問題解決学で地域創生する [公開講座] |
11/24(金) 15:00-17:00 |
対面 (CeMDS 2階) |
國藤 進 先生 | 日本語 | 25名 | 終了しました |
[お問い合わせ] jyohokikaku [あっと] ab.mie-u.ac.jp(国際・情報部DX・情報チーム: 木下 聡)
※ 全ての講習が参加無料です
『混沌をして語らしめるW型問題解決学で地域創生する』
- 開催日時: 2023/11/24 (金) 15:00-17:00
- 講師: 國藤 進 先生 (北陸先端科学技術大学院大学)
- 対象: 教職員・学生
- 主催: 情報教育専門委員会、情報教育・研究機構
- 開催方法: 対面 (CeMDS 2階)
- 参加登録(当日まで登録可能):
- 終了しました
- 資料:
講演概要
東工大学部3年時1969年に参加した移動大学は、川喜田時二郎東工大教授が創設した地域創生のプロジェクトである。1969年から1999年まで108名程度の学生および社会人があつまり、二週間程度のテント生活とフィールドワークで、それぞれの地域の課題を解決するアイデアを地元の人に提案する野外科学運動であった。残念ながらテントの老朽化で、21世紀になってその運動がストップしていました。
國藤は川喜田二郎からKJ法最高幹部3人の一人と言われ、彼の参画運動を何かとサポートした。1992年に富士通研究所から北陸先端科学技術大学院大学に奉職したが、学生の強い要望があり、2008年から1週間程度のミニ移動大学という地域創生のプロジェクトを開始した。幸い移動大学のOBOGの協力があり、ある時期から夏季集中講義として継続している。その中で海外にもW型問題解決学としてのKJ法を普及するチャンスが何度も起こった。イギリスではUCL、リーズ、スコットランドで日本的発想法の講義をしたが、そのエッセンスを引継ぎ、テント生活でグループ写真KJ法を学ぶ人々も生まれた。国内でも先端という純米吟醸酒の製造、もちもちカステラという特産のゆずやチョコを使ったカステラを製造していただき、国内外の評判となっている。その波及効果として地元の特産品を使ったお店の展開、学生有志によるジビエ産業の立ちあげ、ユネスコの世界遺産の認定等の数々のエベントが起こっている。
本講演では混沌として語らしめるKJ法の本質をアブダクションとして説明し、それをW型問題解決学という地方創生の武器に展開する際のノウハウを分かりやすく講演する。