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過去の活動内容

第17回 青少年のための科学の祭典 2019(三重大学大会)のブースに出展しました

2019年11月9,10日

今年は11月9,10日の週末に、青少年のための科学の祭典 2019が開催されました。
両日とも好天に恵まれ、2日間合わせておよそ3,046名の来場者があり、たくさんの子供達で賑わいました。

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☆今回の我々のテーマは、
「のびーる ふわふわスライムを作ろう」です☆


洗濯のりにはPVAという物質が入っています。 PVAとは、ポリビニルアルコールのことで、高分子(ポリマー)の一種です。PVAの場合、ビニルアルコールという炭素と水素と酸素からなる分子が長くつながってできています。



20191109 このPVA洗濯のりと、水に溶けて四ホウ酸イオンとな ったホウ砂が「水素結合」することによって、長いひ ものような構造のPVAが架橋(橋をかけるように結合 し、性質を変化させること)され、網目のような構造となるのです。このようにしてゲル化がおきることで、ドロ?とした性質のスライムが出来上がります!

20191109 今回は、このスライムに紙ねんどを加え、少し変わった「ふわふわで、のびーるスライム」を作っていきました。
☆たくさんの子供たちに楽しんでもらうため、念入りに打ち合わせです☆

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事前に何度もスライムを作っていたのに、当日の会場の温度が思った以上に高く、あわてて使用する試薬の配合の微調整を行いました。

 さらに最終チェックをみんなで行い、子供達がスムーズにスライム作りが行なえるよう、万全の準備で本番に望みます。

20191109 ☆スライムの性質について図を使ってわかりやすく説明します☆

少し難しいゲル化の話を、小さい子から中学生までしっかり聞いてくれました。

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みんな夢中で、スライムを練っています。

5分ぐらいは練り続けないと、スライムが均一にならないので、根気のいる作業です。しかし、この工程が、最後に滑らかなスライムができるかの鍵を握っているので、とにかく頑張ってもらいました。
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できあがった「ふわふわスライム」を自慢げに見せてくれる子もいて、本当に楽しんでいる様子でした。

 今年もたくさんのワクワクを体験していただけたと思います。これからも身近な科学を体験してもらえるよう頑張ります。
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