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リスクアセスメント目次

リスクアセスメント Q&A

Q1. 化学物質を取り扱う教職員は全員がリスクアセスメントを実施しなければいけませんか。
また,学生も実施しなければいけませんか。

A1. リスクアセスメントは対象の化学物質を取り扱う業務(実験・試験等)ごとに実施してください。
同一場所において行う同一の業務(実験・試験等)について,複数の方がリスクアセスメントを実施していただく必要はありません。
また,実験者が学生で,学生にリスクアセスメントを実施させる場合は,実施内容を指導教員が必ず確認してください。

Q2. 化学物質の使用量(取扱量)が微量の業務,作業時間がわずかな業務についてもリスクアセスメントを実施する必要がありますか。

A2. 業務1回あたりの最大使用量(最大取扱量)が1mLまたは1g未満の業務,また作業時間(実験室内に滞在する時間)が 1分未満の業務については,リスクアセスメントの実施を省略することも可能とします。

Q3. リスクアセスメントは1度実施すれば,今後実施しなくてもよいですか。

A3. 対象となる化学物質を新規に採用する場合,対象の化学物質の取扱方法に変更のある場合は,その都度リスクアセスメントを実施して頂く必要があります。
変更が頻繁にある場合は,作業頻度の多い業務や使用量(取扱量)の多い・危険と思われる業務について優先的に実施してください。

Q4. リスクレベルがⅠ~Ⅳの4段階で判定されるが,どの段階からリスク低減対策が必要ですか。

A4. 法改正により、令和5年4月1日から、全てのリスクアセスメント対象物に対して労働者がばく露される程度を最小限度にすることが義務化されました。
リスクレベルが高いものから優先的に必要な措置を講じてください。

Q5. リスクアセスメントの実施において、なぜ福井大学のツールを使うのでしょうか。

A5. 東海北陸地区の担当者会議でこのようなアプリを 各大学で開発するのではなく、積極的に共用していくことで合意を得ています。三重大学でも利用していくことになりましたので、福井大学のツールをご利用ください。

Q6. 前任者が残した薬品で使用していないが、リスクアセスメントの実施の必要はありますか。

A6. 使用していないにかかわらず、保有のみの試薬もリスクアセスメント対象物質リストにリストアップをお願いします。シールの貼り付けもご協力お願いいたします。 ただし、リスクアセスメントの実施については取り扱いがある試薬のみリスクアセスメントを実施していただければ大丈夫です。

Q7. 「実験条件入力」に「1gまたは1mL未満は対象外です」や「1分以内は対象外です」がありますがその根拠はなんですか?

取扱量の1gまたは1ml未満を対象外としているのは、JISHA方式にmgやμLの区分がないためです。 1gまたは1ml未満を入力しても、gまたはmlの区分にあるとして評価しますので、少量でも危険・有害性によるリスクが懸念される作業の場合は、小数点以下で入力いただくか、1gまたは1mlとして評価して頂けばよろしいかと思います。
一方、作業時間の1分以内を対象外にしていることについては、特に根拠はありません。1分以内に終わる作業があり、それがご心配であれば、こちらも小数点以下で入力いただければ結構かと思います。