How to Introduce Relative Pronouns in Junior High School
(中学校で関係代名詞をどのように導入していくか)

64期 AII 類 D. K.

Introduction

 関係代名詞が今の現行の英語の教科書の分析を行い、中学生に問題を解いてもらい、二つのデータを通じて自分なりの関係代名詞の導入方法を見出す。

Chapter I How Junior High School Students Learn Relative Pronouns

 現行の中学校の英語の教科書では、関係代名詞がどのような順番で導入され、どのような説明がなされているのかについて調べ、それぞれの教科書の説明で特徴的な部分を抜粋し、取り上げた。

Chapter II Analysis of the Present Situation in Junior High School Students

 実際に現在の中学3年生143名を調査対象にしたアンケートを実施した。正解、不正解の割合や不正解の場合はどんな間違いをしているのかについて分析し、以下のことが苦手としている要素なのではないかと考えた。
1. 関係代名詞の役割、関係詞節の位置
2. 関係詞節内の一つの特徴である空所の存在
3. 関係代名詞の省略の有無

Chapter III Proposals for Better Teaching Relative Pronouns

 ここでは、Chapter I, II で得られたデータからどのように関係代名詞を導入していくことが中学生の関係代名詞の理解につなげることができるかについて考えた。関係代名詞を導入する順番であるが多くの教科書が主格の関係代名詞から導入していたが、目的格を先に導入する方法を考えた。理由としては空所の存在を目的格ではより明らかに説明することができるからである。注意するべき点としては、主にミスの多かった空所の存在と関係代名詞の省略の2点を挙げ、どのように克服していくか自分なりの方法を提示した。

Conclusion

 今回この論文を通して、自分の中でも関係代名詞の理解を深めることができたのではないかと考える。今回提示した方法を試行錯誤しながら関係代名詞のよりよい導入方法を探していくことがこれからの自分の課題であり、続けていきたいと感じた。