Effective Ways to Use Oral Reading in Teaching English
(音読を用いた効果的な英語教授法)

59期 AII 類 N. H.

Introduction

近年、音読は有効な英語学習法として注目されています。授業のイントロダクションとして、それを使う先生も多くいます。ただ、どのように音読を生徒に行わせると、最も効率よく生徒の英語能力を上げられるのかの具体的な方法は、一般的にはあまり知られておらず、研究する価値が十分にあるものです。

Chapter I The Present State of Affairs of Oral Reading in English Class

この章では、教育現場において、音読がいかなる位置づけにあるのかを分析しています。現状では、多くの教師が授業の中で音読を行うが、形式的に行うにとどまっており、それにより生徒の英語力が改善されると思っている教師の数は少ないようです。しかしながら、近年の研究によれば、音読は生徒の言語処理能力を効率よく上昇させることができる優秀な学習法として注目されています。

Chapter II Effect on Students’ reading Skill Given by Oral Reading

音読により上昇させられる生徒の英語能力はいかなるものなのでしょうか。本章では、生徒のリーディング能力への影響を主に分析しています。そして、生徒の読解能力のいかなる部分が、どのように改善されるのかを研究しています。人が音読を行う際には、「声を出す」という作業と「内容を理解する」という作業を同時に行わなければなりません。これは黙読をすることと比べて、「声を出す」という作業を行わなければならない分だけ、生徒にとっては負担のかかる作業です。しかし、その負担が、生徒の脳内の言語処理をする部分に、効率の良い言語処理方法を考えさせるきっかけとなり、生徒の言語処理能力は上昇するとされています。

Chapter III How Teachers Give English Class by Using Oral Reading

この章では、具体的な教育法を研究しています。教室全体で行う音読法、生徒個々に行わせる方法を複数挙げ、それぞれのメリットとデメリットを研究しており、生徒の英語能力の現状や、授業の進行スピードなどに合わせ、適切な音読授業法を教師は選ぶ必要があります。

Conclusion

音読は生徒の言語処理能力を上昇させるに、非常な有効な方法であり、現場で使うに十分に有効な教育法であると結論づけています。それは、音読が生徒の脳内の言語処理能力を効率よく上げさせるトレーニング方法であるからであり、生徒の現状の英語能力に合わせ複数ある音読の形体から、それにあったものを選ぶことができるからです。