Using Music in an Elementary School Foreign Language Activities
(小学校外国語における音楽の使用について)

58期 AII 類 M. K.

Introduction

2011年からすべての小学校で外国語活動として英語が導入される。そこで、教師には教材や授業を工夫する必要がある。その一つとして音楽は、児童の英語に対する興味や動機を引き出すことが効果的にできる。この論文では、音楽の有用性を様々な側面から分析し、それらを詳しく考察することで実際の授業での有効な活用の仕方を考えていく。

Chapter I

この章では、小学校の外国語活動において音楽を使うことの必要性を考察した。(1)児童を中心とした英語学習での音楽の具体的な有用性、(2)音楽を使用した主要な外国語活動、(3)英語と児童の音声の関わり、などを各節で深く分析し、述べた。

Chapter II

この章では、Chapter Iで分析した音楽の効果を、いかにして実際の外国語活動で活かせられるのかを考察した。(1) 児童のモチベーションを上げる、(2)文化学習として効果的な手段となる、(3)小学校における基本的な英語スキルを伸ばす、などに効果的に使えることを、ひとつひとつ例を挙げながら述べた。

Chapter III

この章では、Chapter I、Chapter IIで考察したことを参考にして、実際に小学校の外国語活動でどのように音楽が効果的に使うことができるのかについて2つ例を挙げた。(1)音楽を使った児童のモチベーションを上げる活動、(2)歌詞のメッセージを考えさせ、外国語活動に留まらない活動、を自ら考え述べた。それぞれの音楽の利点を考察し、活動を効果的なものにするために、いくつかの工夫な方法を考えた。

Conclusion

音楽には、児童の英語の学習を助ける潜在的な力が含まれていること、これらを生かすも殺すも教師の教材研究や熱い情熱にかかっていることを理解した。小学校の外国語活動において音楽という教材を使うことには、大きな意味があるということをこの論文にまとめた。