A Study of How to Motivate Elementary Students in Learning English
(英語学習における小学生の動機づけに関する研究)

57期 AII 類 Y. O.

Introduction

小学生の頃から英語教育をうけ、英語に親しみをもつことは、子どもが一生主体的に英語を学習する上で、強い動機になりうると考える。子どもを動機づけるために、教師は子どもにとって魅力ある英語活動を創造しなければならない。この論文では、小学校5,6年生の動機づけに必要な要素を整理し、実際の英語活動を提案する。

Chapter I

この章では、動機づけに関する先行研究について整理した。教師は、英語活動によって子どもを外発的に動機づけ、英語活動の中で英語学習の楽しさを伝えることで内発的に動機づけることができる。教師は、子どもが発言しやすいと感じる雰囲気づくりに努め、子どもの自尊心を高める課題の提示や声かけを工夫する必要がある。

Chapter II

この章では、小学生を対象に行われた英語活動に関する意識調査をもとに、英語嫌いの子どもを作る原因を考察した。そこで、私は、子どもの力と教師が与える課題が合っていないのではないかと考えた。小学校5,6年生の発達段階をつかみ、それをもとに、どのような課題を与えることが適切かを分析した。

Chapter III

この章では、1章で示した動機づけに関する研究と、2章で示した小学校5,6年生の発達段階に合った課題をもとに、実際に活用できる英語活動を提案した。しばしば使われる歌やチャンツは英語の雰囲気づくりとして活用し、ロールプレイや劇など創作的活動を中核とすることで、5,6年生の知的好奇心を刺激することができると考えた。

Conclusion

小学校5,6年生の知的好奇心を満たし、かつ自尊心を高めるような英語活動を行うことは、英語学習の動機動機づけにつながることがわかった。小学生のうちに英語に親しみをもつことで、中学校以降の英語学習に主体的に取り組むことができると信じている。