Communicative Language Teaching (CLT) and English Grammar in Junior High School
(コミュニカティブ言語教授法(CLT)と中学校における英文法)

57期 AII 類 M. O.

Introduction

中学校英語科学習指導要領(平成20年7月)に目を通してみると、文法指導を言語活動と一体的に行うよう改善を図ると述べられている。そのためには具体的にどのような指導を行うべきかについてこの論文で考察する。

Chapter I What Is Communication?

コミュニケーションの持つ構造や特徴についてこの章で考察する。 コミュニケーションの特質を深く知ることにより、実際の授業を実際のコミュニケーションに近づけることを試みる。

Chapter II What Is Communicative Competence?

コミュニケーションを円滑に行うためにはコミュニケーション能力が必要となる。 コミュニケーション能力を細かく分析することにより、生徒がコミュニケーションを上手く図るようにするにはどのような力をつけるべきかを模索する。

Chapter III Communicative Language Teaching (CLT)

言語活動を中心とした教授法としてコミュニカティブ・ランゲージ・ティーチング(CLT: Communicative Language Teaching)がある。この教授法の利点、問題点について考察することにより、適切な指導方法を模索していく。

Chapter IV Communicative Language Teaching(CLT)and Teaching English Grammar

この章では文法指導と言語活動の関連について考察する。さらに生徒が言語能力を伸ばすための文法指導のあり方、またどのように文法指導を行うべきかについて分析する。

Chapter V Actual Example

今回の論文作成にあたっての学習と今までに私が培った経験を基に、私自身独自の授業例を考え、この章で例をいくつか挙げる。

Conclusion

今までに調査したことの総括と振り返りである。今後の英語教育において、文法指導はコミュニケーションを支えるものとして扱い、コミュニケーション能力養成の補助手段としての指導が期待されている。