Language Acquisition and Foreign Language Learning:
Using English Songs in Early English Education
(言語習得と外国語学習−早期英語教育での英語の歌の活用について−)

56期 AII 類 A. M.

Introduction

2011年から本格的に小学校で英語教育が始まる。小学校で英語を教える上で、子供たちが英語に対して興味や関心を持つようになるためには、どのような活動をすべきなのかを考え、そのために英語の歌を教材として用いることの利点や、英語の歌が英語への興味関心を高めること、そして子供達を惹きつける授業作りの重要性について、この論文で考察した。

Chapter I

早期英語教育の目的と、どのような英語活動が子ども達にとって適切であるかを考えた。そして、英語の歌を教材として用いることが有効であることを考察し、子ども達にとって英語の歌は親しみやすく、教師にとっても負担にならない活動であるという結果が得られた。

Chapter II

早期英語教育において、英語の歌を授業で用いることのメリットを述べた。また教材としてMother Gooseの歌を使用することの利点を述べ、Mother Gooseの歌の特徴や、表現様式について説明し、その特徴が英語を学ぶ上で重要な役割を果たしており、英語を学びやすくしているという結果が得られた。

Chapter III

英語の歌を実際に教える上での教師の役割と、授業での活用方法について述べた。英語の歌を教える上で、教師自身が楽しみながら教えることや、自信を持って歌うことが重要だと分かり、教育目的や子どもの発達段階に合わせた歌を選ぶことで、より学習がスムーズに行えるということが分かった。また、Mother Gooseの歌を例に挙げ、実際の授業での活用法について考え、教師の工夫次第で様々な授業作りが可能であるという結論に至った。

Conclusion

早期英語教育において、英語の歌を教材として用いることで、子ども達は英語に対して興味や関心が持てるようになり、英語に親しみが沸くようになることが分かった。また中学校においても英語の歌を授業で活用することは有効であると考えられ、英語を楽しむ活動として、小・中学校両方での活用が期待される。