Teaching English to Elementary School Students by Using Total Physical Response
(全身反応法を利用した小学生への英語教育)

55期 AI 類 K. T.

Introduction

総合的な学習の時間で英語が教えられるようになり、ほとんどの小学校で英語が教えられている。私は中学校の英語授業の退屈さを感じもっと元気のある授業にしたいと思ったことや、教育実習で Total Physical Response (TPR) を使った授業を実践し、子どもたちが楽しそうに活動していたことから非常に有効な教授法だと考えた。

Chapter I

この章では、TPR についての文献について考察する。TPR は James J. Asher が考え出した方法で、学習者が指導者の命令に対し、動きで反応して英語を学習する。学習者は発話を強制されないので、ストレスなく学習することができる。TPR は長期記憶をもたらしたり、どの言語にも適用できたりする利点がある。

Chapter II

この章では、TPR を使った3つの活動例について考察する。1つ目は英会話体操で、松香フォニックス研究所で作られ発行された教材である。2つ目は歌との組み合わせで、歌の歌詞を体を使って表現する活動である。3つ目は"Simon says"で、命令文の前に"Simon says"をつけたときだけその命令に反応するという活動である。

Chapter III

この章では、実際の小学校の英語授業でどのように TPR が使われているか考察する。1年生と4年生の授業を観察すると、どの活動にも TPR の要素が含まれていた。どの生徒も楽しそうに活動し、流暢に英語を使えていた。

Conclusion

TPR は小学校においてとても効果的な教授法である。たくさんの言語教授法があり、それぞれ利点がある。教師は適切な教授法を選択し、すばらしい授業を作っていかなければならない。その中でも TPR は小学校で英語を教える教師にとって助けとなるだろう。