Teaching Reading Effectively to High School Students
(高校生のための効果的なリーディングの教授法)

54期 AII 類 A. M.

Introduction

リーディングは高校の必修教科であり、そのリーディングの最も一般的な教授法は、教師が一文ずつ丁寧に構造や文法を説明しながら和訳していくものである。しかし、近年その教授法は生徒にとって退屈なもの、あまり効果的ではないもの、という批判を受けている。この論文では、どのようなリーディングの授業が生徒にとってより効果的なのかを考察する。

Chapter I

近年、オーラルコミュニケーションのスキルが重視され、リーディングそのものが軽視される傾向がある。この章では、高校生にリーディングを教える目的を初めに考察する。そして、その目的を果たすためには精読と速読のどちらが適しているかを、それぞれの長所と短所を述べながら考察する。

Chapter II

前の章で、高校生にリーディングを教える際には精読が適していると結論付けるが、ただ一文ずつ丁寧に説明しながら和訳していくのはあまり効果的ではない。生徒が初めて出会う文を自力で読むことができるようになるためには、教師は体系的に教えなければならない。そこでこの章では、五つの動詞の種類と五つの文型を中心にした精読の方法を考察する。

Chapter III

この章では、前の章で考察した精読の方法を用い、実際に高校で使われている教科書の文を説明する。

Conclusion

この論文を書くまでは、高校生にリーディングを教える目的がよく分からなかったし、また、どのようなリーディングの授業をしたらいいのか不安だった。しかし、この論文を書くことによって、高校生にリーディングを教える目的と、どのようなリーディングの授業が効果的なのか、自分なりに理解することができた。この論文は将来英語の教師を目指す私にとって大いに役立つものである。