A Suggestion for English Education in Japan: What Can Japan Learn from South Korea?
(日本の英語教育への提案:日本は韓国から何を学ぶことができるか?)

53期 A 類 C. S.

Introduction

同じアジアに位置する日本と韓国は共通点を多く持っていて、言語環境もよく似ています。またお互いの長所を見習い、それぞれの国に取り入れています。英語に関しても、どちらの国も外国語としての英語を学んでいますが、日本の英語教育は改革のための効果的な方法に欠け、伸び悩んでいます。一方で、韓国は抜本的な改革を行い、より効果的な英語教育を行っています。そこで、韓国の英語教育の長所を探り出し、日本が英語教育を改革していくより良い方法を考えることにしました。

Chapter I

韓国の英語教育の現状を教育課程に焦点を当てて分析しました。韓国では、経済成長や国際化が英語教育に大きな影響を及ぼしていて、産業からも社会からも高度な英語コミュニケーション能力が要求されています。そのために、韓国では抜本的な英語教育改革が行われています。国家レベルでの早期英語教育の開始、コミュニケーション能力を高めるための実践など、日本の英語教育に生かせる韓国の英語教育の長所を探りました。

Chapter II

日本の英語教育の現状を学習指導要領に重点を置きながら分析し、何が日本の英語教育には欠けているのかを考えました。韓国と同様に、日本もコミュニケーション能力の育成に重点を置き、英語教育を変えようとしてきました。しかし、学習指導要領と実際の授業には大きな差があります。その差を明らかにするために、アンケートの結果から日本の英語教育の欠点を探りました。

Chapter III

韓国と日本の英語教育を比較して、日本は韓国からどのような点を学び取ることができるか提案しました。韓国と日本はよく似た言語背景を持ち、また、英語教育の発展の過程にも共通点が見られる一方で、韓国は英語教育の改革に成功してきました。その韓国を成功例として、日本がより良い英語教育を行っていくために韓国から学び取れる点を探り、日本の英語教育は何を目的としていくべきかを提案しました。

Conclusion

これまでの内容をまとめてから、目的を明らかにすること、日本人に合った日本独特の英語教育の形態を確立することなど、日本の英語教育を変えていくために必要な要素を提案しました。