How to Teach English Rhythms in the Classroom
(教室における英語のリズムの教え方)
49期 II 類 T. Y.
Chapter I Introduction
新学習指導要領はコミュニケーション能力の育成を重視し、特に聞く・話す能力に重きをおいている。そして、目標として英語の音声的特徴を理解し、使えるようになることを第一にあげている。英語と日本語の大きな違いはリズムであり、これを学習することが必要となってくる。しかし、一般的な授業ではリズム学習を中心としたものは少ない。あるテレビ番組で、リズム学習の実験が行われており、その成果の大きさよりリズムを学習することの有効性の可能性を感じ、この論文でリズム学習の重要性を主張するものである。
Chapter II Phonetic Characteristics of Spoken English
- 次の点において日本語と比較しながら述べる。
- ・ リズム型の違い
・ 発話における音の変化
(消失、弱化、短縮、連結、脱落、同化)
・ 強勢、リズム、イントネーション
Chapter III How to Teach English Rhythms in the Classroom
リズムを指導するにあたって、知識を教えることと実際に練習することを別に考える。この章では知識の指導法について述べる。
- Chapter IIで述べたもののうち、中学生に必要なものをpick upする
- ・語と語の連結における音変化
・語、句、文における基本的強勢
・文におけるイントネーション - 留意点
- あくまで練習の補助的役割をになうため、シンプルに、視覚に訴え、知識が先行しないようにする。
Chapter IV How to Teach English Rhythms in the Classroom
- この章では、授業でのリズム練習法について述べる。
- ・ 体でリズムをとる
・ 教科書への表記の仕方
・ backward technique
・ 歌、詩などの教科書以外の教材
Chapter V Conclusion
日本語と英語の大きな違いはリズムである。それを学習することはコミュニケーション能力の育成に大きな効果が期待できる。指導者はリズム学習の重要性を認識し、活動につなげるべきである。今後の課題は、カリキュラム上文法指導もしなければならない中で、いかに時間をとるかという点である。