English in News Reporting
(ニュース報道の英語)

55期 AII 類 M. K.

Introduction

今日、社会は情報社会といわれ、我々を取り巻く情報量はすさまじい量であり、またそれらの持つ影響力は強い。この様な状況はインターネットの進歩と共に今後も続くと予測される。その中で、新聞や雑誌などのメディアは非常にユニークな表現方法を使い、我々を記事へと導いてくれる。とりわけ、headlineは、読者の興味・関心をひくことに役立っているように思われる。Headlineの工夫がもたらす影響を、言語学の観点から見ていく。

Chapter I Roles of the Headline

この章では、headlineの定義、役割、そして我々の日常生活においてのheadlineの重要さの三点について見ていく。我々が新聞を見る際、最初に目に行くのが目立っている箇所である。たとえば写真などが挙げられるだろう。しかし、写真などがないという場合を考えると、headlineが一番目立つ存在である。つまりheadlineは我々読者の興味をひき、かつheadlineに続く記事を読ませるための工夫がなされている。また、読者の種類によってもheadlineにおける工夫なども異なってくる。

Chapter II Investigation of the Headline

ここでは、実際に紙面を飾ったheadlineを取り上げ、それぞれの特徴、工夫などを検証する。Headlineは、記事のタイトル的な役割を果たし、読み手の関心をひく、記事の内容を必要最低限の語数で要約する、また扱っている記事の重要性を示すなどの役割を持つが、ここでは、初めの二つの役割について見ていく。実際にheadlineを見ていく中で気がつく、音声的な工夫や単語の選択、文法構造の省略などについて、記事の内容なども織り交ぜながら検証していく。

Conclusion

Headlineに焦点を置いて、読者の興味・関心をひくという観点から検証をしてきた。少ない語数で、短い中にも様々な工夫がなされているということが分かった。すなはち、headlineは重要な役割を持ち合わせているということである。