The Characteristics of English in Korea
(韓国英語の特徴)

63期 AI 類 Y. N.

Chapter 1 A Country That Tries Hardest To Learn English, Korea

 Chapter 1-1では、韓国の英語教育に注目した。韓国では1997年に小学校三年生から英語が正式な教科となって存在していることが分かった。また、小中高各学年の英語の授業数・習う単語数を調べた。
 Chapter 1-2では、韓国の英語村に焦点を当てた。現在韓国にはおよそ30箇所に英語村がある。小中高校生だけではなく大学生や教員向けのコースもあり、今回は小中高校生のコースに注目し、基本的な授業スケジュールを見ることで、英語村でどのような体験が出来るのかということを明らかにした。時間割りが組まれており、理科の実験や調理実習を通して子どもたちが実践的に英語を学べる環境であることが分かった。

Chapter 2 Pronunciation of Korean English

 Chapter 2-1では、韓国人が普段用いているハングル文字のもつ音に注目した。その中には日本語にも英語にもない特有の音があることが分かった。また、韓国語の中には、語尾の発音が子音で終わるものがあることが分かり、このことは、日本人が韓国人の英語の発音がきれいに聞こえるひとつの理由ではないかと考えた。
 Chapter 2-2では、韓国人が英語を読む際に間違えて発音してしまいがちな音を調べた。日本人と同様に韓国人もrとlの音の区別をすることが困難であるとしているという日本人との共通点も見つけることが出来た。
 Chapter 2-3では実際に韓国人と日本人に短い物語を読んでもらい、2人のネイティブにそれを聞いてもらった。発音がきれいでもイントネーションや読む速さで理解度が変わってくることが分かった。

Chapter 3 Konglish and Janglish

 日本語の和製英語と同じように、韓国語の中にも語源が英語であるにもかかわらず韓国人が使いやすいように語形が変化していった語がある。Chapter 3-2ではその例を取り上げた。英語とは表記が異なるものの、それはその国の言語であり、その国のアイデンティティーであるということに気付いた。