A Contrastive Study of English and Japanese Proverbs
( 日英ことわざの比較研究 )
49期 II 類 E. O.
Chapter I Introduction
ことわざは古くから人々によって知られているものであり、短い形で人の心に訴える魅力があるので、広く親しまれている。私たちはことわざによって生きていくための知識や方法を得たり、それを使って相手をなるほどと思わせたりすることができる。このようなことわざには、その地域の人々の文化や価値観が反映されていると考えられる。英語と日本語のことわざを比較することで、発想や文化の違いについて考えていく。
Chapter II The Definition of Proverbs
- ことわざとは何なのかについて述べる。
- ことわざの要素.....簡潔さ、人々に使われていること、真理や教訓を与えること
ことわざと名言の違い
ことわざの由来
Chapter III The Form of Expressions in Proverbs
- ・英語は肯定、日本語は否定の形を好む。
- ex. Seeing is believing. / 百聞は一見に如かず
Make hay while the sun shines. / 好機のがすべからず
See Naples and die. / 日光見なけりゃ、けっこうと言うな
- ・言葉の調子、リズム
- 英語.....音の強弱、音の反復、頭韻、脚韻など
日本語...音節の数の組み合わせ
Chapter IV Proverbs Reflect Culture or Society
英語特有のことわざ、日本語にしか見られないことわざがある。ことわざにはその地域の人々の習慣や生活様式が反映されているからである。比喩もまた文化の特有性を示す。
Chapter V Conclusion
英語と日本語のことわざを比較してみると、文化も習慣も異なっているにもかかわらず、似たような意味のことわざが多いということがわかる。ことわざの表現形式に関しては、異なる点が多い。このようにことわざに反映されている文化や発想の違いをみていくことはとても興味深いものである。
感想:
ことわざについて調べていくうちに、ことわざはおもしろい! と実感しました。また、ことわざが人類学や心理学など様々な分野で取り上げられているということも知りました。普段なにげなく耳にしていても、意味を調べてみるとその背景にある考え方や文化などいろいろな発見がありました。これからは自分の教養としてことわざを学んでいきたいと思います。