漢字の世界をのぞいてみよう(〃^▽ ^〃)

299045 阪井舞子



みなさんは今までいろいろな漢字をならってきたと思います。
たくさんの漢字を書けるようになったと思いますが、
では、漢字って一体いくつあるか知っていますか?
この前、ある小学校に通っている男の子から
「漢字っていくつあるの?」というしつもんが出ました。
みなさんの中にもこのようなぎもんを持っている人もいると思います。

そのほかにも「どうして漢字をおぼえなければいけないの?」
と思っている漢字ぎらいな人もいるかもしれません。

そこで、今日は漢字の世界を少しのぞいてみましょう!



☆もくじ☆

漢字っていくつあるの?

わたしたちがならう漢字って?

どうして漢字をおぼえるの?

漢字についてのホームページ



☆漢字っていくつあるの?☆

  この答えは実は、「あるとも言えるし、ないとも言える。」のです。それはなぜでしょうか?
  みなさんは、漢字は中国で作り出され、日本にやってきた文字だということは知っていますか? ずいぶんと長い間、漢字の字数は五万字と言われてきました。これは中国が清という名前だった時代(1716年)に作られた有名な『康熙字典(こうきじてん)』に五万近い漢字が収められていたからなのです。その後、日本と中国で作られた代表的な巨大漢字辞典にも、だいたい五万くらいの漢字が入っています。1986年に大修館(だいしゅうかん)が日本さい大のじてん『大漢和辞典(だいかんわじてん)』の修訂版(しゅうていばん)を出したのですが、そのときに
「これが五万字」というポスターが作られました。これには『大漢和辞典』にあるすべの漢字がならんでいて、一目で今あるすべての漢字を見ることができる、というふうにせんでんされました。このように、だれもが漢字の数は五万と考えていたのです。
  ところが1994年に中国で『中華字海(ちゅうかじかい)』という八万五千字以上の漢字がのっているという、化け物のような辞典があらわれたのです。いままでの十数巻もある大辞典にくらべると、この辞典は全体で1800ページにもみたない一冊の本で、見たところ漢字の表のようなものです。せつめいもほとんど1行か2行しかなく、じゅく語なんかひとつものっていません。そのかわりに、なんと1ページに50字くらいの漢字がおさめられています。それも、見たこともないような字ばかりです。このふしぎな辞書が今までの「漢字の数は五万」という考え方をうちやぶったのです。)
  今では、漢字の総数(そうすう)は20万をこえると言われています。ほんの少しずつ形の違う異体字(いたいじ)【ふだん私たちが使っている字体以外のもの。例えば「呪(のろ【う】)」は「咒」とも書きます。】をみんなべつの字と考えればたしかにそのくらいの数になるかもしれません。でも、せいかくな数は誰にもわかりません。
  しかし、漢字の数がいくらふえてもそのほとんどは異体字。実際にちがった意味をもった漢字の数は、おそらく1万5000にみたないと思います。本当の意味での漢字の数と言えるのかもしれません。
  「漢字っていくつあるの?」というぎもんに対する答えが、「あるとも言えるし、ないとも言える。」とさいしょに言った意味がわかりましたか?

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  ちなみに、みんなのなかにはじゅく語、つまり、二ついじょうの漢字が合わさってできたことば(たとえば「本当」など)がいくつあるのかということも知りたいなという人はいませんか。じゅく語もまたかぎりなくあります。日本さい大の「大漢和辞典」では、53万くらいのじゅく語がのっているそうです。気がとおくなるようなお話ですね。



☆わたしたちがならう漢字って?☆

  では、みんなはそのものすごい数の漢字をぜんぶおぼえなければいけないのでしょうか?
  答えはノーです。ふだんの生活の中でつかうことの多い漢字1945字が「常用(じょうよう)漢字」として決められているのですが、中学校そつぎょうまでにそれらの漢字をほとんどならいます。ちなみに、小学校のうちにならう漢字は1006字です。



☆どうして漢字を覚えるの?☆

  みんなの中には「漢字なんてきらい。漢字なんてなくなっちゃえばいいのに。」と思っている人もいるかもしれません。
  実は、明治(めいじ)時代から、日本の文字をかな文字やローマ字にしようといううんどうがなんどもおこっていますが、今のところあまりせいこうしていません。それどころか、今の日本では漢字が読めないと生活することさえむずかしいです。ゴミを出すよう日は漢字で書いてありますから漢字が読めないとゴミを出すこともむずかしいです。バスていでも、ていりゅうじょ名も行き先も漢字でしか書いていないのがふつうです。レストランに入ってもメニューはほとんど漢字で書いてあります。漢字が読めないと新聞もざっしも読めません。
  では、日本人は漢字をなぜ使いつづけるのでしょう。一つは、字の持つ意味をすぐに伝える力があるためだと思います。スポーツ新聞に大きな字で「王」という漢字がでていると、読んでいる人はダイエーの王監督のことをすぐに思い浮かべることができます。また、パソコンやワープロで漢字が使えるようになってからは、日本語の文章の中の漢字のわりあいは増えてきています。
  このように、生活していくのにこまらないためにも、漢字をおぼえることはとても大切なのですね。
  漢字をただおぼえるだけではなくて、この漢字がどうやってできたのか、この漢字を使ってどんな文が書けるかを考えたり、漢字あてっこゲームや漢字クイズをしてみたりすることによって、漢字をならうのがとてもおもしろくなりますよ。



☆漢字についてのホームページ☆

  このプリントを作るときに参考にしたホームページと、みなさんが漢字大好きになりそうなおもしろいホームページのアドレスをのせておきます。学校のパソコンなどを使ってどんどん見てみましょう!どうやって見るかわからない場合は先生に聞いてください。

【さんこうにしたホームページ】

●小説新潮オンライン連載「小林勝美の漢字こぼれ話」注:類似した表現を使わさせていただきました。


【漢字大好きになりそうなおもしろいホームページ】

●しりとりねっとわーく…英語や漢字でのしりとりができます。

●漢検パビリオン…「世界の街角漢字探検隊」「漢字腕試し!!」などがあります。

●日本漢字能力検定…漢字ゲームやもぎ試験などがあります。児童漢検の案内もあります。



みなさん、漢字について少しもの知りになったかな?
今日学んだことがきっかけで、漢字好きな人が少しでも増えてくれるとうれしいです。
これからもがんばって漢字を学んでいきましょう!

さいごに、このプリントにかいてあることについてのうら話を載せておきます。
ぜひ見てくださいね。




〜漢字うら話〜


※1「これが五万字」というポスターについて

※2「中華字海」について
      こういう辞書が現れたのもコンピュータの進歩のおかげと言っていいと思います。今までのいんさつぎじゅつだと、八万五千字の辞書を作ろうと思ったらじっさいに85000種類の字がた(四角形の金ぞくやねんどを、文字を左右ぎゃくにほったもの。)を用意しなくてはなりませんでした。ところがコンピュータで本を作るのでしたら、いともかんたんに漢字の数をふやすことができますね。


ヾ(*'-'*)ヾ(*'-'*)ヾ(*'-'*) ばいばい