<免許法認定公開講座「食物学特論T」受講者の方へ> 2003.08.20更新

 

講義での質問に関する補足事項および顕微鏡写真・動画です。

 

●食品の表示について

「魚の名前について」NEW!

提出いただいたレポートに、水産庁が出している魚の名前についての情報がありました。情報ありがとうございます。

以下のサイトにガイドラインが示されています。

http://www.ibaraki.info.maff.go.jp/kouhou/jyouhoushi/200306/200306_2.pdf

 

「栄養機能食品」

栄養機能食品は、同じ保健機能食品という制度の中にあるトクホと違い、個別に厚生労働省の許可を受けている食品ではない

くまで国が定めた規格基準に合っていれば、製造業者等が自分たちの責任で国が定めた栄養成分に関する機能を表示することができるという制度。

 

以下のサイトに詳しい説明があります。

http://www.kenkou.metro.tokyo.jp/anzen/hoei/hoei_003/hoei_003.html

 

●輸入食品の食品添加物について

 食品衛生法に基づく輸入手続については以下のサイトに詳しい説明があります。

 http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1a.html

このサイトの説明によると、輸入食品は食品衛生法に基づく適法な食品等であるかについて食品衛生監視員が、食品等輸入届出書に記載されている輸出国、輸入品目、製造者・製造所、原材料、製造方法、添加物の使用の有無等をもとに行われ、その中に、「添加物の使用基準は適切であるか。」という項目があります。

この審査をクリアすると日本での輸入が許可されるようです。一部、検疫所において抜き取り検査も行われるようですが、すべての食品について行われているわけではありません。

 

     梅の毒について

 青梅中の毒は、アミグダリン由来のシアン化水素です。アミグダリンの状態では人体に無害ですが、これをエムルシンという酵素(これも青梅中に含まれる)と一緒に食べると、消化器内で分解されて有毒なシアン化水素を生じます。ただ、このアミグダリンは、実ってまもない未熟な果実に微量に含まれるらしいです。

梅酒の場合、アルコールにより、アミグダリンが分解するために毒性はなくなる

梅干の場合、塩により、アミグダリンが分解するために毒性はなくなる

梅エキスの場合、加熱によりエムルシン(酵素)が失活するため、毒性物質は生成されなくなる

というこことのようです。

 

     顕微鏡写真

あくまでも、試料・器具などから微生物を分離して、その菌を培養して増やしたものについての顕微鏡写真です。

もともとの試料・器具などにこれだけの菌数がいるというわけではありませんので、そのあたり、誤解されませんように。

 

ふきん                        マーガリンのかび             

  

のり                         ペットボトルのお茶 

 

親指                        スポンジ

 

 

レタス(洗う前)                   レタス(洗った後)               

  

 

卵焼き                        指

 

 

11                          14                      

  

17                         20

 

 

 21                         22