六ヶ所村内施設見学ツアー報告
研究室の学生を中心に六ヶ所村の施設を見学する機会を得ました。以下はその概要です。
【スケジュール】
平成30年
8月21日(火)
移動
三沢市内にて勉強会実施
講師:富森 卓氏(原子力発電環境整備機構広報部専門部長)
泊
8月22日(水)
六ヶ所村に移動
午前:日本原燃株式会社六ヶ所PRセンター
午後:むつ小川原国家石油備蓄基地,環境科学技術研究所
見学後,三沢市内にて泊
8月23日(木)
移動
【参加者】
三重大学教育学部技術・ものづくり教育講座電気工学研究室を中心とする学生7名,教員1名
【当日の様子】
勉強会資料(表紙) 勉強会時の様子
原燃PRセンター(説明) 原燃PRセンター(体験)
石油備蓄基地 環境科学技術研究所
【成果と今後の課題】
教員を目指す学生に対し,エネルギー・環境問題については日頃から授業,見学等を通じて学ぶ機会を提供しているところであるが,必然的に座学あるいは近くの施設の見学に限られている。今回,青森という遠方に再処理施設を中心とする勉強会と施設見学の機会を得たことは大変有意義なものとなった。併せて石油備蓄基地を見学することで日本のエネルギー事情を考える機会を,また環境科学技術研究所で放射線の影響等の最新の研究状況を説明いただく機会を得たのは,相乗効果も期待できるものとなった。
一方で,原子力発電そのものや高レベル放射性廃棄物の深地層廃棄処分も一般には馴染みが薄いものであるので理解に時間を要するのに対し,さらに再処理施設というのは,その必要性,方法,運用に向けての課題を教員養成系学部の学生に理解させるにはもう少し時間をかけてのかみ砕いた説明を要すると思われる。今回の見学のフォローと来年度に予定している深地層研究センターの見学に向けての準備を並行して進める予定である。
※本見学ツアーは一般財団法人日本原子力文化財団https://www.jaero.or.jp/の支援によるものです。