「高レベル放射性廃棄部の地層処分について」
勉強会報告
三重大学教育学部技術・ものづくり教育講座電気工学研究室
松岡 守
原子力発電環境整備機構(NUMO)の支援を受けて,2022年8月8日から10日にかけて幌延深地層研究センター見学ツアーに出かけました。この報告はツアーに先立ち実施した勉強会の概要報告です。
【スケジュール】
2022年7月12日(月)18時〜20時
【場所】
三重大学教育学部技術棟2階電気実習室
【講師】
講師:原子力発電環境整備機構(NUMO)
広報部 教育支援グループ 実松由紀氏
【参加者】
9名(男性6名,女性3名)
※見学ツアーには参加しない学生2名を含む
※見学ツアー参加予定者のうち1名はオンライン参加,別の1名は都合によりオンデマンドで受講
【内容】
パワーポイント及びベントナイトの実験を通じて,教員を目指す学生に必要な知識と考え方の観点からご講演いただいた。
【当日の状況】
以下を含め多くの質疑応答があり,地層処分に関して理解が深まった。
Q:文献調査を行うのは都市部ではなく,北海道というのは何か意味があるのか。
A:北海道2か所というのはたまたまである。
Q:戦争等について安全か。
A:ウクライナ問題におけるチェルノブイリ原発を念頭に置いての質問かと思う。日本では安全性を高めるために原発の改修が進められている。
Q:再処理工場の竣工はどんな状況か。
A:現時点では2022年度上期という目標から変更というお話は聞いていない。
当日使用されたパワーポイントの1枚目(全76枚)
当日提供いただいた資料
・電気を作ると出るごみについて考えよう(パンフレット)
・高レベル放射性廃棄物について考えよう(パンフレット)
・「高レベル放射性廃棄物の処分問題」を学ぶ基本教材(教師用資料)
・地層処分事業を知っていただくための映像集(DVD)
・モナザイト実験材料
・アンケート
講演の様子
モナザイト実験の様子